キーン、ピーン、シャンシャンなど高い音を再生するツイーターユニットには中・低音域をカットするコンデンサーを取り付けるのが常で、寿命は長持ちで評判の良いパルクオーディオの黄色いフィルムコンデンサーを取り付けていました。
一音一音が聴き取りやすく、音質は先端が尖ったようなエッジの鋭いパキッとしたもので高音域の音とはこういうものだと思っていました。
今回、音楽性のある豊かな音を表現するというオイルを染み込ませたオイルコンデンサーなるものをゲット。
1960〜1970年代頃のNOS(new old stock)品でヴィンテージもの。
さっそくツイータシステムに組み込んでみたところ、ふくよかで余韻の残る音が響いております。
高音っていうとエッジの効いた鋭く細い音というイメージでしたが、コンデンサーを換えただけでエッジも効きつつ太くてフワッとした質感も出せてしまうんですね。
面白い。
ISOPHONのツイーターユニットは半世紀前のヴィンテージものなので、コンデンサーもその時代のもので揃えたからかうまくマッチしているようです。
もちろんドイツのヴィンテージスピーカーとの相性もバッチリです。
聴いていると気持ちよくて小鼻が膨らむどころかヨダレまで出てきそうになります。
オーディオって高尚な趣味ですね。
コンデンサーをたった一つ換えただけなのにクラシック音楽を聴くのが愉しくなっています。
バカみたいに金かけてオーディオにハマってる人たちの気持ちが少しわかってきました。
上質で一聴の価値ありです◎