最近になって待つということの愉しみを覚えました。
子どもの頃から待つという行為は自分のタイミングで動けないので苦手でした。
思いつく前に動き始めたいのです。
待ったほうがうまくいくのはわかっていても待ちたくないので浅はかに動いてしまい、人とのタイミングを図ることができないのでやることなすことの全てがうまくいきません。
待てないことでたくさん失敗をしてきました。
いまだにちょくちょくやらかしています。
思い出されるあのときもあのときも待つことができていれば、いまどんな人生だったのでしょう。
待っているといつの間にか、望んでいたことが叶っています。
この「いつの間にか」ってところが心地のよいものです。
待つとは信頼して移り変わりゆくさまをただ眺めて寛いでいることです。
望んだことの機が熟すまで。
もちろんただ寛いでいるのではありません。
やらなければならないこと、やってみたいようには動いています。
あとはただ待つだけです。
必要なところまでやってみて、あとはこねくり回さず眺めているだけです。
なんとかしようとするとうまくいきません。
どうやらこれって、食品を発酵させる秘訣でもありますよね。
人生の旨みは仕込み終えれば、あとは発酵なんですね。
光を発して効力を発する。発光、発効。
ヒトが持っている錬金術です。
「なんや言うてる意味がまったくわからんけど、肩こりの成熟具合やったらバッチリやで〜。」っていう方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
ほんとうに肩こりのキツい人には何をするかっていうと、ギューッと押さえるなんてしません。
そっと手を置いて円環しておくだけなんです。
面白いようにふわっとゆるみます。
難しいものほど簡単にできます。
この世の常識にはパラドックスがたくさんありますね。
とにかく元気でいましょう◎
松のを治療院 谷本吉隆
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