身体にあらわれた病気や症状を診るとき、その原因となるものをつきとめることが大切です。
例えば肩コリという症状一つをとって診るとき、その原因は様々です。
仕事でよくPCを使っていて、長時間、同じ姿勢をとり続けていることで肩コリになったのかもしれません。
または胃などの内臓の不調から肩コリになる場合もあります。
その内臓の不調が原因であったとき、その不調の原因は何なのかと突き止めていく必要があります。
たとえば胃潰瘍や十二指腸になるのも精神的に不安・恐れをかかえていたり、日頃の生活習慣や食生活の乱れが原因の場合もあります。
そうなると患者さん自身がそれらの原因に気付き、改善していく自助努力も必要になることもあるでしょう。
日々の生活の中で何を感じているのか、何を思っているのか、何をしているのか、そういった自らの行いや在り方などに一つ一つ気付いていくことによって症状の原因となるものが見えてきます。
こうみていくと肩コリだからといって、肩を揉みほぐせば肩コリが治るのかと言えば否であって、身体に現れてくる症状には必ずその原因となるものが数珠つなぎとなって出てくるものです。
そしてその肩コリが原因となって頭痛や手や腕のしびれ、高血圧、胸の痛み、胃の痛み、脳梗塞、脳出血など様々な症状を招くことも多々あります。
どのような疾病、症状であっても治療する際、その原因がどこにあるのか、問診・触診をかさねて原因を見極めながら治療していきます。
そうして全身をくまなく触診し患者さんとともに症状の原因が何なのか気付いていきながら治療していくことで、自然と身体は回復し症状は改善していきます。
松のを治療院 谷本吉隆
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