雨上がりの滝は水量も多くてやっぱり気持ちがいい。
いったん水から出てもまだ水の中にいたい気分なのでもう一度水の中に入ってしまう。
水から上がってくると白人の女性二人が立っている。
北欧っぽい人とネイティブっぽい人。
日本人でも来ないような山奥までよく来たもんだ。
着替えをすませて話しかけてみるとユーエスエーのカリフォルニアから来たんだと言う。
ジェスチャーでお参りするかと誘って、いっしょに神社でよくやる二礼二拍手一礼した後、磐笛を奏上したらえらい晴れやかな気持ちになったと喜んでくれた。
人生の転換点だったようでこころのしこりが取れたようだ。
こころの旅をしに来たみたいなことを言っていた。
英語はわからなくても思いとか気持ちってしっかりと伝わるもので、古代の人たちは言葉を使わなくても意思疎通を図っていたのは本当の話だと思う。
どこにいても何をしても何人であっても居るべき場所はこころの奥の奥の奥。
ありのままのわたしがいる場所。
滝に入っているとたやすくそこに入ってしまえる。
お陰さまで今日もいい経験をさせてもらえた。
お水さんありがとう。